11/07 ポカラ-ジョムソン-カクベニ
 ポカラを出るセスナ機は左右1席、右席はアンナプルナ、左席はダウラギリが窓いっぱいに見える。ニルギリを過ぎると機体は急旋回をしてジョムソン空港に滑り込む。朝食後カクベニまで3時間半の行程だ。カリガンダキ川にはユーラシア大陸とインド亜大陸の衝突した後の地殻変動の跡が見える。
 
 11/08 カクベニ-ムクチナート-ラニポア
 ムクチナートまで車道が出来ていてバスやジープ、オートバイが埃をまきあげて走っている。ショートカットの道を歩く。
マウンテンバイクでツアーをしているグループもいる。ムクチナートにはヒンドゥ教とチベット仏教のお寺が仲良く並んでいる。地震の復興を祈って燈明を供える。
 
 
 11/09 ラニポア-ジョムソン
 インドからガソリンが入ってこないので車が少ないし、高い。予定を変更して歩くことにする。ジャルコットからエクラバッテーに直行しジョムソンに戻った。
 
 11/10 ジョムソン-マルファ-カロパニ
 河口慧海記念館を訪ねるためマルファまで歩く。100年ほど前いた当時のまま部屋が保存されている。日本のラーマとして地元のネパール人にも尊敬されている。マルファのお寺ではお祭りで午後仮面舞踏が行われるという。車もつかまらないので見学に行く。村人たちが集まって賑やか。夕方車をチャーターしてカロパニまで移動。夜雨が降り、やがて雹に変わった。
 
 11/11 カロパニ-ショコンレイク
 朝はすっきり晴れ上がった。自動車道を避けてカリガンダキコーラの左岸をコプティタンティまで戻る。吊り橋を渡り、右岸に出る。少し道を戻り松林の中の登山道に入る。ダウラギリアイスホールの標識がある。ショコンレイク手前に新しい石積みの小屋がある。テントは3張位はOK。目の前に小川があり申し分ない。ショコンレイクまでも2〜3分。とりあえず散歩に出かける。小さい湖だがダウラギリ、トクチェピーク、ニルギリが倒影する。夕方夕焼けを狙って再び行くと見事に赤く染まったニルギリが湖面に浮かび上がっていた。
 
 11/12 ショコンレイク-ダウラギリアイスフォール-ショコンレイク
 右手の森の中の道を登っていく。ところどころに青色と白のマークが正しい道を示してくれる。林を抜け草原に出るとカルカの小屋がある。今はヤクはいないが大量のゴバルが残っていた。振り返ればカリガンダキの流れが大きく広がっている。
さらに上るとケルンのようなマニがあり、頭上近くにヒゲワシが翼いっぱいに広げてゆっくりと飛んでいる。鳥葬がまだあったころの景色が目に浮かぶ。もう少し時期が早ければアネハヅルがニルギルの上を群舞する姿に出会えたかもしれない。
 北斜面に雪がついている。アイスフォールも足元に迫る感じがする。手持ちの高度計は3740m、この先下りになるのでここまでとする。
 
 11/13 ショコンレイク- カロパニ-ガサ-タトパニ
 暗いうちにショコンレイクへ行ってみる。朝霧が湖面を覆い神秘的。ニルギリは焼けなかった。カロパニまで一気に下る。車を手配するが空きの車がない。ガサまで歩くことに。ガサでローカルバスの空席を見つけてやっとタトパニに着く。
温泉につかり、トレッキングが終わった。
 

ダウラギリアイスフォール
2015/11/07-11/13

今回は4月に発生した地震の義捐金を届けること、半年後の現状を視察し、今後の協力の話し合いをして、協力を頂いた皆様に
ご報告をすることが目的でした。
 トレッキングは日数も限られるため地震の影響の少ないと思われるダウラギリアイスフォールを目指すことにしました。